チームワーク

チームワークはとても大切です。
これを否定する人はいないのではないでしょうか。
スポーツに限らず、人が集まればチームワークが必要になります。
野球やサッカーのようなチームスポーツだけでなく、体操やマラソンのような個人スポーツでも、コーチやトレーナーなどとのチームワークはとても重要です。
仕事でも学校でも家族でもチームワークは必要になります。

僕も、いろいろなチームに属し、それぞれのチームにある、チームワークを経験してきました。
そのチームワークについて考えてみました。

 

野球では、多くのチームがチームワークを発揮しきれていないというのが、僕の感想です。

「チームワーク、チームワーク」と過剰に言うことで、個性や個人の能力を抑えつけてしまっています。
チームワークとは、みんなで揃って、同じことに取り組むことであると誤解されているように感じます。
個性を抑えつけて、見た目で、まとまった感じを作ることでチームワークがあるように見せています。
「個」を潰すことが、まとめるためには、簡単で楽だと思いますが、それでは選手が育たず、結局はチームも育ちません。
指示待ち人間のイエスマン集団を作るには、いいかもしれませんが、選手1人1人の将来を考えて、それぞれを導いてあげるのが理想だと思います。

そもそも、みんなが全員で同じことをやっていたら人数がいる意味はありません。
このチームワークの考え方だと、人数が増えれば増えるほど、まとめるのが難しくなり、チームワークがなくなることになります。
反省では、ダメだった人や、ダメだったところをあげ、建設的ではない議論になってしまいます。

 

僕が考えるチームワークとは、他人の意見や価値観を尊重し、耳を傾け、お互いに卓越性を追求するということです。
お互いに刺激し合うことで、向上心を生み出し、ひとりでは達することのできなかった、高みへと成長させてくれます。
すでに持っている個人の能力を合わせ、更なる力を発揮するためのものであり、多種多様な知識やスキルやアイデアが集まるほどチーム力は高まるはずです。
チームワークによって、より多くの可能性を生む、きっかけになると思います。

では、どのようにすることがよいのかというと、

「それぞれが自分のためにやる」

ということです。

それがチームのためになると思います。
個々が持っている力を発揮して、役割をはたし、それが結果としてチームの力になります。
チームのためにという考えよりも自分のためにと考える方が、自分に厳しくできるし、言い訳もできません。

チームワークのよいチームとは、ひとりひとりが、成長するための努力をし、お互いに成長するためにはどうするべきかを考え、その上で連携や組織力を高めようと考えているチームということです。
「個人の成長」「個人の努力」がないチームはチームワークがよいとは言えないと思います。
チームワークがあるチームでは、努力をしないことは、チームワークを乱しているという考えになるはずです。

人は、それぞれに、得意不得意があります。上手くいくときもあれば上手くいかないときもあります。
それを、メンバー同士が理解し合い、カバーし合うことによって、得意な分野に対する能力を最大限に発揮させることができるだけでなく、苦手な分野や上手くいかない場合の対処に役に立ちます。
例えば、
なにか新しいことにチャレンジするときに、それぞれが、自分が思う最善のやり方をすると、上手くいく人と、そうでない人が出てきます。
上手くいかなかった人は、上手くいった人に「なぜ上手くいったのか」「どのようにしたのか」と聞く、または、観察することで、次に自分が上手くできる確率を上げることができます。
もし、全員で同じことをしていては、それができません。それだけでなく、上手くいったか、いかなかったのかの比較がないので、次につなげることが難しくなります。
自分が上手くいったと思っていても、もっと上手くいった人がいるかもしれません。逆に上手くいかなかったやり方をみて、これでは上手くいかないのかと知ることもできます。
それぞれの経験を、チーム全体の経験に変えることができます。

それがなければ、上手くいかないことも、ひとりの力で対処しなければならず、多くの時間と労力を奪われてしまいます。
チームの成長は、個人の成長の単純な合計ではなく、それ以上のものへとなっていきます。

 

個人個人が、どうしたら上手くなるか、どうしたら成長できるかといった、卓越性を追求した上で、技術面、精神面、フィジカル面、環境面、などみんなで協力体制が整えられた状態がチームワークです。
この共通認識がないまま、チームワークという言葉を使うと、連携面ばかりが言われてしまい、最も重要な、個人の成長が軽視されるチームになってしまいます。

チームメートを尊重するということを守った上で、それぞれが自分が思う最善のやり方をし、チームでお互いの意見を出し合うことにより、改善策や、新たなアイデア、発見を目指すことがチーム力の向上につながると思います。

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