ルールとフェアプレーとスポーツパーソンシップ

今まで、スポーツパーソンシップについて、何度か投稿してきましたが、今回は、その中の「フェアプレー」について書きたいと思います。

スポーツには、ルールがあります。スポーツに関わるにあたり、「ルールを守る」「フェアプレー」「スポーツパーソンシップ」の違いを理解することで、よりスポーツを楽しむことができると思います。

先ず、簡単にそれぞれを説明すると、

・ルールを守る
これは、そのまま、そこにあるルールを守るということです。

・フェアプレー
プレーヤー(味方と相手)、ルール、審判を尊重し全力を尽くすことです。
そうすることにより、より良い試合ができるようになります。
そのルールを運用し試合を円滑に進めるサポートをするのが審判です。

・スポーツパーソンシップ
「感情の抑制」「相手に対する思いやり」「フェアプレー」の精神を持つことです。
優れた人格を身に付けるための心構えであり、スポーツを通じて少しずつ身に付ける人格的な総合力のことだと言えます。
その競技の歴史的な成り立ち、伝統を学び、理解した上で、その競技自体を尊重する心を持つことも大事な要素です。

この3つがどのように違うかというと、スポーツパーソンシップの中にフェアプレーがあり、フェアプレーの中にルールを守るということがあるということです。

ルールを守るだけではフェアプレーとは言えません。

フェアプレーをするだけではスポーツパーソンシップに則っているとも言えません。

当然、ルールを守るだけでは、スポーツパーソンシップに則っているとも言えません。

逆に、スポーツパーソンシップに則ることはフェアプレーをするということであり、フェアプレーをするということは、ルールを守るということになります。

スポーツパーソンシップとフェアプレーの違いは、フェアプレーとは、プレーヤー(味方と相手)、ルール、審判を尊重し全力を尽くすことで、スポーツパーソンシップとは、スポーツパーソンが持つ、スポーツ精神であり、スポーツを行う心構えを言います。
つまり、競技中だけでなく、競技を離れても発揮しなくてはいけないのが、スポーツパーソンシップです。
フェアプレーとは、競技中に発揮するもので、スポーツパーソンシップとは、スポーツを離れても発揮できる人格的な総合力のことを言います。

ルールを守ることとフェアプレーの違いは、フェアプレーは、ルールを守るだけでなく、プレーヤー(味方と相手)、ルール、審判を尊重するということと、勝利を目指し全力を尽くすということです。

相手への尊重がなく、ルールを守るというだけでは、ルール内なら相手を蹴落としたり、怪我をさせても良いということになってしまいます。
また、お互いが全力でプレーしてこそ、良いゲームになるので、自分のためにも、相手のためにも全力でプレーすることが大切です。

ルールへの尊重がなく、ルールを守るというだけでは、反則にならないギリギリまでなら良いということになってしまいます。
そのルールがなぜできたか、という本質を考えてプレーすることがルールを尊重するということです。
ルールの本質とは、暴力をなくすことや、相手と条件を同じにするためや、ルールを作ることにより難易度を上げ、より楽しめるようにするということです。

審判への尊重がなく、ルールを守るというだけでは、審判を騙したり、見つからなければ良いということになってしまいます。
自分が思っていた判定と違う判定が出た時に、審判を責めることにもつながります。

このように、プレーヤー、ルール、審判を尊重せずに、ルールを守れば良いという考えはフェアプレーとは言えません。

スポーツをするにあたり、これはルールを守っているのか。
守っているなら、さらに、フェアプレーなのか。
フェアプレーなら、さらに、スポーツパーソンシップに則っているのか。

こう考えることが重要です。

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