スポーツセンシングアカデミー

スポーツセンシングアカデミー(SSA)~誰も教えてくれないセンスの磨き方~

荻野忠寛が運営するオンラインサロン。

センス=スポーツセンシング=人が成長するための本質的な能力

つまりスポーツセンシングを磨くことで成長を加速させることができる。

荻野忠寛の考え

  • プロ野球の世界で見てきた超一流選手が「何を考え」「どう行動しているのか」を多くの人に伝えることでその人の人生に役立ててほしい。
  • また、とても役に立つと感じているのでそれを伝えたい。
  • 「プロ野球選手になりたい」「こういう人になりたい」のように「こうなりたい」と強く思っている人の後押しをしたい。

SSAの目的

  • 自分のセンスを身につける方法を学び、実践できるようにする。
  • センスを磨くために必要なことを学び関わる人のセンスを磨く方法を学び、実践できるようにする。

どんな人に集まってほしいか?

  • 向上心のある人
  • 高い目標がある人
  • 自分を成長させたい人
  • 超一流の選手の考えを知りたい人
  • 自ら成長できる人を育てたい人
  • 目の前の人を成長させたい人

プレーヤー

同じことをしているのに成長が遅い

→成長が加速し、なりたい自分に早く近づけるようになる。

指導者

教えてもなかなか上手くならない

→成長が加速する接し方を学び身につけることができる。

SSAはどんな場所か?

スポーツセンシング(人間が成長するための本質的な能力)を学ぶだけでなくその実践テクニックやメンバーの実践報告を共有することでより深い学びをすることができる場である。

「センスを磨く」という共通の目的で集まったメンバーの交流の場。

SSAに入会することで得られること

  • 自分自身のスポーツセンシングを高めていくだけでなく、そのやり方を指導できる人になる。
  • センスを磨くことで理想の自分に近づくことができる。
  • 自分自身の人生を自分の力でより幸せに生きることができるようになる。

SSAでしたいこと

  • メンバー同士でディスカッションを重ねながら成長を目指す。
  • お互いに応援しながら相互の成長を目指す。

スポーツセンシングアカデミー・内容

  1. コラム・動画・ライブで情報発信
    知識や経験を発信。
  2. オンライン・オフライン勉強会
    Zoomを使った勉強会・実際に集まっての勉強会。
  3. メンバーによる意見交換・交流
    メンバーが自由にアカデミー内へ投稿し、それに対してメンバーで意見交換をする。
  4. ゲスト勉強会
    ゲストを呼んで話を聞く。
  5. イベント企画
    いろいろなイベントを企画していく。
  6. オンラインプロ野球観戦
    オンラインでプロ野球の試合を見ながら解説をする。

具体的な流れ

Facebook非公開グループを使い毎日投稿

センスを磨く組織作りより
  • 月・・・センスを磨く組織作りの投稿
  • 火・・・野球技術の投稿
  • 水・・・スポーツセンシング動画講座
  • 木・・・荻野の考えを投稿
  • 金・・・センスのある人物紹介
  • 土・・・スポーツセンシングの考え方を投稿
  • 日・・・ピックアップした記事に対してコメントを投稿

毎月10日、20日、30日、21時より定期交流会(Zoom)

これまでに行ったこと

  • ゲストトークショー
  • メンバーの試合応援
  • オンラインスローイングセミナー
  • スローイング実技セミナー

など

オンラインスローイングセミナーより

会員特典

Q&A・スポーツセンシングについての質問、野球の技術についての質問など、何でも質問し放題。

料金

月額5000円
学生は学割(半額)月額2500円

※PayPal、クレジットカードにて毎月1回の自動決済となります。

注意事項

・Facebookグループにてコミュニティを運営します。
・Facebookアカウントについて、「明らかに実名でない」「友達がいない」「プロフィールが全く明記されていない」など、アクティブなアカウントでないと判断した場合、入会をお断りさせていただくことがあります。
・アカデミー内の内容や、オーナーが発信する内容について、アカデミー外(口外、SNS等を含む全てのメディア・媒体)へ転記することを禁止致します。
・他の利用者への中傷、脅迫、いやがらせに該当する行為を禁止致します。
※上記禁止事項が認められた際は、強制退会扱いとさせて頂く場合がございますのでご了承ください。
・入会、退会は1ヶ月ごとに可能です。
・退会する際は、次回引き落とし日の10日前までにオーナーまで直接ご連絡ください。(FBグループの退会だけでは決済が停止できません)

甲子園夢プロジェクト

【甲子園夢プロジェクトとは】

甲子園夢プロジェクトとは知的障害を持つ特別支援学校に通う高校生で硬式野球がやりたいという生徒を対象に高校野球連盟(高野連)主催の大会に出場することを目指す取り組みです。

全国から対象の生徒を集め、練習会を行いながらその生徒が通う特別支援学校に硬式野球部の創部を目指していきます。

現実問題、1つの学校で9人の生徒を集めるのはかなりのハードルがあります。

それなので、先ずは人数がそろわなくても硬式野球部として高野連加盟を目指します。

それができれば連合チームとして他校の生徒と一緒に大会に出場することができます。この連合チームは特別支援学校同士の連合チームとは限りません。

スポーツとは、本来、スポーツをやりたい人ができるべきものです。

硬式野球がやりたいのにやる場所がないという生徒にその環境を作るサポートをするというのが甲子園夢プロジェクトです。

昨年の3月にこのプロジェクトを立ち上げ、ちょうど1年前の3月27日に初めての練習会を開催しました。

【特別支援学校に通う生徒の硬式野球の現状】

そして今日までにオンライン練習会を含め9回の練習会を開催してきました。(もちろん僕も9回すべてに参加しています)

特別支援学校に通う知的障害を持つ生徒が硬式野球をやりたくてもなかなかできない現状があります。

実際には以前に鹿児島の特別支援学校が連合チームで大会に出たことがあるようなのですがほとんどそのような例はないのが実情です。

「知的障害を持つ生徒が硬式野球は危ない」

「一緒にできるわけがない」

「障がいがある人は無理」

このような声が聞かれます。

このプロジェクトに参加している生徒には軟式野球部で野球をしている生徒もいれば、軟式野球部すらなく野球がやりたくてもやる環境がない生徒もいます。硬式野球をしている生徒はいません。

硬式野球がやりたくてもその環境がなかなかないというのが現状です。

【甲子園夢プロジェクト立ち上げから1年】

昨年3月に甲子園夢プロジェクトを立ち上げて1年が経ちました。これまでに25名以上の生徒が参加を表明してくれています。

練習会はオンライン開催を含めて9回行いました。

初めは甲子園夢プロジェクトのメンバーで練習会を行ってきましたが都内の定時制高校の軟式野球部との合同練習会、中学硬式野球クラブチームとの合同練習会を経て昨年12月には愛知県の高校と合同練習会を行うことができました。今年の1月には慶應高校とのオンライン交流会も行いました。今月にはプロジェクト立ち上げ以来初めての試合を中学硬式野球チームと行うことができました。そして先日慶應高校野球部と合同練習会を行いました。

合同練習会を行うと必ず言われるのが「こんなにできるとは思わなかった」「全然一緒に野球ができる」「普通に上手い」というようなことです。

対戦すればプロジェクトのメンバーが三振を奪ったり、ヒットを打ったり、ゴロを捌いたりしています。

もちろんそこには上手い下手はありますが全員に共通していることはグランドに立てば本当に楽しそうに生き生きとプレーします。

普段なかなかプレーする機会がないので練習会が楽しみで仕方がないといった様子です。

この1年で生徒は見違えるほど上手くなりました。

おそらく練習会以外でも各自で練習を繰り返しているからではないか思います。

【今後の取り組み】

月に1回ほど練習会を行っていますが、それを継続しながら選手個々のレベルアップを目指します。

彼らには普段硬式野球ができる環境はなかなかありません。

なんとか硬式野球をやりたいという生徒にその場所を作る。

彼らが通う特別支援学校に硬式野球部を立ち上げ高野連に加盟するというところを目指していきます。

試合に出てマウンドに立てば緊張します。

打席に立てばドキドキします。

それが大会となればさらに緊張感は高まります。

良いプレーができればうれしいし、試合に負ければ悔しさも感じるかもしれません。

今はそんな経験をすることもできません。

スポーツで味わえる喜怒哀楽を感じてほしいと思います。

参加選手のひとりは「1打席でもいいから打席に立ちたい」と夢を語っています。

それが「夢」というくらい現状では高いハードルがあります。

そんな夢を叶えてあげたい。そのサポートをするというのが僕たち大人の役割だと思っています。

成功体験が少ない生徒にボールが捕れるようになった。

速いボールが投げられるようになった。

ヒットを打つことができた。

このような経験を通じて自信を持たせてあげることも大切なことだと思っています。

また25名以上の生徒が参加を表明してくれていますが、これはまだ氷山の一角ではないかと思います。この取り組みがさらに多くの硬式野球をやりたいと思っている生徒に届いてほしいと願っています。

ぜひ今の現状を知っていただき「甲子園夢プロジェクト」を応援していただけると嬉しく思います。

甲子園夢プロジェクト公式ウェブサイト

http://甲子園夢プロジェクト.com/

荻野忠寛スポーツセンシングアカデミー

オンラインサロンの紹介です。

荻野忠寛スポーツセンシングアカデミー
(SSA)
~誰も教えてくれないセンスの磨き方~

始まりました。

▼▼▼お申し込みはこちらから▼▼▼

SSA参加申し込みフォーム

スポーツセンシングアカデミー(SSA)内容

クローズのコミュニティなのでなにをしているのかわからないと思うので、どのようなことをしているのか紹介したいと思います。

スポーツセンシングアカデミー(SSA)は非公開のFacebookグループを使い、センスを磨く「スポーツセンシング」という考え方に興味をもった人同士で楽しく学びながら交流していくオンラインサロンです。

このアカデミーの目的はメンバー全員がより良い人生を送れるようにすることです。
それをセンスを高めるための知識を身につけセンスを磨いていくことで実現を目指していきます。
自分自身だけでなくそれを周りの人に伝えられるようになることでその輪を広げ、より豊かな人生を送れる仲間を増やしていきたいと思っています。

開講してから数週間が経ちましたがその内容の一部を紹介したいと思います。

スポーツセンシングについての動画配信

▼▼スポーツセンシングについて動画で配信しています▼▼

SSA内容公開

Zoomを使った交流会(ディスカッション)

定期的にZoomの部屋を作り質疑応答やディスカッションを行っています。

僕の考えを発信するコラム

▼▼文章や動画で発信しています▼▼

僕の経験してきたことや学んできたことを伝える

▼▼それなので野球の技術的な話もしています▼▼

SSA内容紹介

質問し放題

メンバーの質問にはすべてお答えしています。

こんなようなことをやっています。

Zoomを使ってプロ野球生解説、ゲストトークショー、状況を見てオフラインイベント

なども行っていきたいと思っています。

このようにみんなで楽しく成長を目指していくのがスポーツセンシングアカデミー(SSA)です。

面白そうだ、興味があるという方がいらっしゃればご検討頂ければと思います。

料金

月額5000円
学生は学割(半額)月額2500円

▼こんな人におすすめです▼

  • 現役アスリート
  • 競技力を上げたい人
  • 毎日楽しく過ごしたい人
  • 充実した日々を過ごしたい人
  • 幸せになりたい人
  • センスを磨くという考えが面白いと思う人
  • センスがあると言われたい人
  • センスがないと思っている人
  • センスがある人を育てたい人
  • 指導者、親御さん
  • 成長させたい人がいる人
  • スポーツの価値を上げたいと思っている人
  • スポーツの環境を良くしたいと思っている人
  • オンラインサロンのようなグループに一度も入ったことがない人

▼▼▼お申し込みはこちらから▼▼▼

SSA参加申し込みフォーム

注意事項

・Facebookグループにてコミュニティを運営します。
・Facebookアカウントについて、「明らかに実名でない」「友達がいない」「プロフィールが全く明記されていない」など、アクティブなアカウントでないと判断した場合、入会をお断りさせていただくことがあります。
・アカデミー内の内容や、オーナーが発信する内容について、アカデミー外(口外、SNS等を含む全てのメディア・媒体)へ転記することを禁止致します。
・他の利用者への中傷、脅迫、いやがらせに該当する行為を禁止致します。
※上記禁止事項が認められた際は、強制退会扱いとさせて頂く場合がございますのでご了承ください。
・入会、退会は1ヶ月ごとに可能です。
・退会する際は、次回引き落とし日の10日前までにオーナーまで直接ご連絡ください。(FBグループの退会だけでは決済が停止できません)

オンラインサロン始めます

荻野忠寛スポーツセンシングアカデミー
(SSA)
~誰も教えてくれないセンスの磨き方~

2021年4月1日にスポーツセンシングアカデミー(SSA)~誰も教えてくれないセンスの磨き方~をスタートします。

なぜオンラインサロンを始めようと考えたのか、僕の思いを書いてみました。

僕は現在、小学生から大人まで多くの野球選手の指導に当たっています。
野球現場だけでなく、学校や企業などでも話をする機会をいただいています。
そこで「センスを磨く」という話をさせていただいています。
それは僕自身が多くの野球選手を見てきた中で、また野球選手以外の多くの人と接するなかでセンスがあるということはとても大切なことだと思っているからです。

そんな考えに行き着いた経緯から説明していこうと思います。

多くの選手を見て疑問を抱くようになった

  • トップ選手はなぜトップ選手なのか?
  • プロ野球選手とプロ野球選手になることができない選手との違いは何か?
  • なぜ練習を根気強く継続できる選手と続けられない選手がいるのか?
  • すぐにできるようになる人とならない人の違いは何か?

2014年に千葉ロッテマリーンズを退団し、プロ野球の世界を離れ多くの野球選手を見ていく中で、このような疑問を抱くようになりました。

  • 上を目指して一生懸命頑張っている
  • プロ野球選手になりたいと強く思っている
  • ギリギリのところまで自分を追い込んでトレーニングをしている
  • 身体もでかい
  • 投げる球も速い
  • 走るのも速い
  • 柔軟性もある
  • ウエートトレーニングでもすごい重さを挙げることができる

プロ野球選手が持っている能力以上のものをたくさん持っているにもかかわらず、プロ野球選手にはなれない。

何が足りないのか?
そう考えたときにたどり着いた答えが
「センス」

プロ野球選手の何が優れているのかといえば、共通しているのはセンス。

センスがないプロ野球選手はいないということです。

ということは、プロ野球選手になりたければまずはセンスを磨かなければ難しいということを考えました。

どうすればセンスを磨くことができるのか?

そう考え、センスがある人を観察し勉強をしていきました。

  • センスがある人とはどんな人?
  • センスがある人はどんな能力が優れている?
  • センスのある人はどうやってセンスを身につけたの?
  • センスを磨くことは可能か?
  • 何をすることでセンスは磨かれる?

こんな疑問に答えを見つけていきました。

そこでできたのがセンスを論理的に落とし込んだ「スポーツセンシング」です。

「スポーツセンシング」

「スポーツセンシング」を
「人が成長するための本質的な能力」
と位置づけた

つまり、スポーツセンシングに優れた人とは、自分自身を成長させることに長けた人です。

  • 何をやってもできるようになる人
  • やろうと思ったことがすぐにできるようになる人
  • できるようになるまでとことん継続できる人
  • 毎日充実し楽しそうに生きている人

このような人に近づいていくために必要なものが「スポーツセンシング」ということです。

  • 頑張っている人は成長してほしい
  • 一生懸命練習したなら成果として表れてほしい
  • 少しでも自分の理想に近づいてほしい

そんな気持ちから作ったのが「スポーツセンシング」です。

  • 頑張ろうと思っているのに頑張れない
  • 周りから努力が足りないと言われてしまう
  • なりたい自分になれない
  • 自分にセンスを感じない

そんな人にセンスを磨くことで人生を充実したものにしてほしいと思っています。

誰でも今からセンスを磨くことができる

「センスを磨く」ということを具体的にロジックとして落とし込んでいるので、誰でも、いつからでもセンスにアプローチしていくことができます。

そんな話を講演など様々な場所で話をさせていただいていますが、どうしても概要の説明に多くの時間を使ってしまいなかなか深く伝えることができていませんでした。

もっと深く知りたいという声に答えるためにオンラインサロンを立ち上げることが良いのではないかと考えた

SSA内で僕の考えを伝えることでまずは、アカデミー内の方の人生を少しでも良くできればと思います。その後、センスを磨くという考えが広がり、もっと多くの人に希望を与えるきっかけになればと思います。

もうひとつは、スポーツセンシングは僕がひとりで独学で作ったものなので、一緒に学ぶメンバーと意見交換することでより良いものに変えていきたいという想いも持っています。

一緒に学びながらともに成長していけるアカデミーを目指します。

夢を追いかける野球選手のために作ったスポーツセンシングですが、センスは野球に限ったものではなく、他のスポーツでもとても重要ですし、スポーツ以外の様々な分野でもとても重要です。

多くの分野でセンスがある人が活躍しています。

つまり、センスを身につけることは様々な場面でそのセンスを発揮することができるということです。

  • 「センスは持って生まれたものだ」
  • 「センスは変わらない」
  • 「センスを磨くなんて考えたことなかった」
  • 「センスがないからあきらめていた」

このように思っている方が多くいると思いますが、センスは今からでも高めていくことができます。

「センスを変えれば未来が変わる」

センスがなければセンスを磨けばいい。

スポーツセンシングを学び、センスを磨くこと自体を楽しんでほしいです。

身につけたセンスを日常や社会生活、仕事、遊び、将来、などに活かし、人生を豊かなものにしていってほしいと願っています。

※スポーツセンシングだけを学ぶ場ではなく僕の知識や経験をどんどん発信していきたいと考えています。

スポーツセンシングアカデミー・内容
  1. コラム・動画・ライブで情報発信
    知識や経験を発信していきます

  2. オンライン・オフライン勉強会
    Zoomを使った勉強会・実際に集まっての勉強会など企画していきます

  3. メンバーによる意見交換・交流
    メンバーが自由にアカデミー内へ投稿し、それに対してメンバーで意見交換をしていきます

  4. ゲスト勉強会
    ゲストを呼んで話を聞きます

  5. イベント企画
    いろいろなイベントを企画していきたいと思います

  6. オンラインプロ野球観戦
    オンラインでプロ野球の試合を見ながら解説をしていきます

注意事項

・Facebookグループにてコミュニティを運営します。
・Facebookアカウントについて、「明らかに実名でない」「友達がいない」「プロフィールが全く明記されていない」など、アクティブなアカウントでないと判断した場合、入会をお断りさせていただくことがあります。
・アカデミー内の内容や、オーナーが発信する内容について、アカデミー外(口外、SNS等を含む全てのメディア・媒体)へ転記することを禁止致します。
・他の利用者への中傷、脅迫、いやがらせに該当する行為を禁止致します。
※上記禁止事項が認められた際は、強制退会扱いとさせて頂く場合がございますのでご了承ください。
・入会、退会は1ヶ月ごとに可能です。
・退会する際は、次回引き落とし日の10日前までにオーナーまで直接ご連絡ください。(FBグループの退会だけでは決済が停止できません)

2021年。

明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
2021年が皆様にとって、より良い1年になるよう心からお祈りいたします。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今年も今まで同様にスポーツの価値を少しでも上げられるように活動していきます。
僕ひとりの力は微々たるものですが、周りの人を巻き込み、巻き込まれながら必要としてくださる人のためになるように動いていきます。

 

昨年はここでの投稿をしてきませんでしたが、ありがたいことに
「投稿楽しみにしています。」
「参考にしてます。」
「また投稿してください。」
などという声をかけてくださり、今年は少しずつですがまた投稿していこうと考えていますのでよろしくお願いいたします。

内容としては、僕の考案した「スポーツセンシング」という考え方を今まで以上に発信していこうと思っています。
一昨年にはオンラインという形で僕の考えを発信するということはありませんでしたが、昨年は講演やセミナーがリアルでできなかったことでオンラインでセミナーや講演を行いました。
そうしたことで今まで以上にスポーツセンシングという考え方を多くのアスリートに聞いていただくことができました。
その中でスポーツセンシングを必要とするアスリートが多くいることを感じたのでそんなアスリートの後押しを少しでもできたらと思っています。

 

昨年オリンピックが延期になり、延期になった今年のオリンピックも開催できるのかもわかりません。
プロ野球もどんなシーズンになるのか予測が難しくなっています。アメリカのMLBも同じです。
これは日本だけでなくそして野球だけでなく世界中の多くのスポーツで同じことが言えます。

プロ選手や競技選手にとって試合がないということは本当に厳しいことだとは思いますが、皆で協力して乗り越えていくしかないと思います。
スポーツの力が必要になるときが必ず来ます。
スポーツの力が必要になる人が必ずいます。
スポーツの力が必要になる場所が必ずあります。
そうなったときのために準備をしていきましょう。

 

2021年を皆さんと一緒に良い年にしていきましょう。
皆さんの健康を心より祈っています。

今年もよろしくお願いいたします。

望さんありがとう。

記事の更新ができていなかったのですが、どうしても記事に残しておきたいことがあったので久しぶりに投稿します。
今日の朝、望月一さんが死去というニュースが飛び込んできました。
52歳という若さでお亡くなりになり信じられない気持ちと感謝してもしきれない気持ちが溢れてきました。

 

望さんは、僕が千葉ロッテマリーンズ時代に球団の理学療法士(PT)としてとてもお世話になった方です。
望さんは、1986年に広島カープに入団し2度の右肘の手術を経験しながらもリリーフ投手として活躍されました。プロ野球選手引退後に国家試験に合格し理学療法士になられました。
プロ野球で活躍した後に理学療法士となりトレーナーとして広島カープ、千葉ロッテマリーンズで選手を支えてこられました。

僕のプロ野球人生は入団から3年間1軍でプレーし、残りの5年間は5回の手術を経験し、ほぼ2軍でリハビリをしていました。その5年間ずっとリハビリに付き合っていただいたのが望さんでした。
手術の時は病院で手術が終わり麻酔から覚めるまで付き添っていただき、後に麻酔でもうろうとしている状態を真似して笑いを取ったり口数は決して多くはありませんが、ユーモアある会話で明るい雰囲気を作るのがとても上手でした。

リハビリ中は「大丈夫、大丈夫」と毎日何度もおっしゃっていました。プロ野球という世界にプレーできない選手がいる場所はありません。大丈夫のはずがないのに望さんに毎日「大丈夫、大丈夫」と言われると人柄も相まってか焦る気持ちが和らいでいきました。
リハビリは毎日毎日単純なトレーニングの繰り返しで、前進したと思ったら後退してを繰り返し、決して楽なものではありません。
時には、ボールが投げられないのでサッカーボールを持ってきて2人でフリーキックの練習を真剣にしたこともありました。折れそうな心を支えていたのは間違いなく望さんの優しさだったと思います。
誕生日が同じということもあり誕生日にはお互いにメールを送りあったりしていました。

2013年の6月に右肩を手術しリハビリがなかなか思い通りにいかない中、12月に左膝の前十字靭帯断裂の再建手術をすることになり絶望の中にいる時も笑顔で励ましてくださり、毎日一生懸命に身体をケアしてくださいました。翌年の2014年シーズンは投げることができずにシーズン終了後に自由契約となりました。その時に1番に思ったことが5年間もの間、1日たりとも手を抜くこともなく毎日変わらずにリハビリに付き合っていただいた望さんにもう1度元気に全力で投げる姿を見せたいという思いでした。
その思いがあったので2015年から2年間社会人野球でプレーし、都市対抗野球の予選を勝ち上がった時に、望さんに電話をし「遅くなりましたがお陰様で完全復活しました。」という話をしました。望さんもとても喜んでくださったことを思い出します。望さんのお陰もあり社会人野球での2年間は故障することもなく元気にプレーできました。

 

望さんの中では自身が現役時代に肘の故障に苦しんだので同じような境遇の選手を助けたいという思いを強く持っていたのではないかと思います。
僕自身も怪我や故障で投げられないということは、サヨナラホームランを打たれるより、打たれて降板するより、不甲斐ない投球をしてお客さんから罵声を浴びせられるより、はるかに苦しいことでした。
だから今の僕の考えの根本にあるのは何があっても故障させてはいけない。携わっている選手の身体は全力で守ってあげなくてはならないということです。
なかなか故障をし長いリハビリを経験しないとわからないことだとは思いますが、1度故障してしまうと選手生命に関わる問題になりかねないのでなんとかそのような選手を減らすことができないかと考えています。

望さんは僕の恩人でありとても感謝をしています。それだけでなく僕の人生に大きな影響を与えていただいた方です。僕の中には望さんから学ばせていいただいたことがたくさんあります。

 

突然の訃報に信じられない思いで心の整理がつきませんが、
今まで本当にどうもありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2020年。

明けましておめでとうございます。
2020年が皆様にとって、より良い1年になるよう心からお祈りいたします。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2020年は東京オリンピックが開催されることもあり、日本のスポーツ界にとって特別な年となると思います。
僕自身も、スポーツ界がより良くなるように行動していきたいと思っています。

オリンピックレガシーという言葉が使われますが、オリンピックで終わりではなく、オリンピックをステップにもっとスポーツが発展し、良い遺産となるようにスポーツ界が一丸となり未来のスポーツを作っていく必要があります。
ひとりの力は小さなものでも、皆で協力することで大きな力になっていきます。
スポーツに携わる人たちの言動が未来のスポーツを作っていきます。
そこに微力ながら協力していきたいと考えています。

また、今年も引き続き、子供たちのスポーツ環境を少しでも良いものにできるように活動していきます。
子供の健康・安全を優先し、どうすることが子供の将来を考えたときに良いのかを考えていきたいと思います。

 

今までは、ここでの投稿を定期的にしてきましたが、今年は不定期に投稿していこうと考えています。
少しでも、この投稿を読んでくださる方の参考になれば幸いです。

2020年もよろしくお願いいたします。

2019年。

2019年も終わろうとしています。

今年を振り返ってみるとたくさんの方々とご縁をいただき、とても充実した日々を過ごすことができました。
お陰様で楽しい時間が過ごすことができ、また、たくさん勉強する機会をいただき、とても成長することができた1年となりました。

ここでの投稿も定期的にアップすることができ、たくさんの方に読んでいただき感謝しています。
少しでも読んでいただいた方のプラスになるようなことが発信できていたのなら嬉しく思います。

 

僕自身、2019年が2020年につながっていくような一年になったのではないかと思います。
またそうなるように2020年も全力で過ごしていきたいと思います。

今年1年間本当にどうもありがとうございました。
僕の投稿を読んでくださり、どうもありがとうございました。

引き続き来年もよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。

普通ってどういうこと?

「そんなの普通だよ」とか「当たり前でしょ」とか「常識でしょ」というような言葉をよく耳にしますが、人によって、普通や当たり前や常識は違うことがあります。
人間は誰しも、今まで自分がやってきたことを普通と思い込んでいます。
それなので普通というのは人によって違います。
そんな普通とはどういうことかということを考えてみました。

 

プロ野球選手の普通と思っていることとアマチュア選手の普通と思っていることは異なります。
プロ野球選手になりたければプロ野球選手の普通を知り、実行することが近道となると思います。
ですが、難しいところはアマチュア選手は自分のやっていることが普通で当たり前だと思い込んでいて、プロ野球選手も自分のやっていることが普通で当たり前だと思い込んでいるので、そこが交わることがなかなかないということです。
プロもアマチュアも同じような練習をしていますが、個人個人のその練習に取り組む姿勢はまったく違ったものであると感じています。

例えば、キャッチボールと言う小学生でもやるような練習のひとつ見てみても、プロ野球選手はそのキャッチボールの中で自分のフォームがどうなってるのか、自分のボールがどうなってるのか、今日の自分の身体がどうなってるのか、などを確認しながらキャッチボールの中でも自分のパフォーマンスをどうやったらあげれるかを一球一球考えながら投げています。
これは特別なことではなく普通のことなのでキャッチボールをやるときは毎回このような意識を持って行なっています。

プロの選手にとって、グランドにいるときだけでなく普段の生活からどうやったら野球につながるかを考えることは普通のことであり、当たり前のことです。
僕は現役でプレーしてた時、食事を好き嫌いで食べるということはありませんでした。
栄養を考えながら何が自分の身体にとって必要なのかを考え、それに沿って食事を選んでいました。
これは特別なことではなく、そうやって食事を摂ることが普通であり、当たり前でした。
普通のことなで、頑張って食事をするといったような感覚もないし、それで楽しいのと言われても何とも思いませんでした。
それが普通なので、そうすることが当たり前であり、習慣なので何とも思わないということです。
普通とか当たり前とはそういうものです。

食事だけでなく生活の中でもこのようなことは多くあります。
普通で当たり前のことなので習慣になっているということでもあります。
プロの選手とアマチュアの選手では、持っている習慣が全く違います。

 

これは、野球選手だけに言えることではなく、何の分野でも同じではないかと思います。
優秀な人とは、普通や当たり前のレベルが高いということです。
レベルの高い普通や当たり前を作り上げていくことが上のレベルに行くことになるのではないかと思います。

そのためには、自分の普通や当たり前が、実は、普通や当たり前ではないのではないかと思うことが必要です。
そして自分が優秀だと思う人が、どのような習慣を持っていて、どのような生活をしているのかを知ることはとても重要なことです。

僕の考え方は、普通や当たり前、常識を疑えというわけではありません。
今までのやり方を否定するということでもありません。
普通や当たり前、常識を何も考えずに信じるのではなく、なぜそれが正しいのかを理解しておくべきということです。
そうやって根拠を考える習慣を持つことで、普通や当たり前、常識というものが、少しずつレベルの高いものに変わっていくのではないかと思います。

 

僕が多くの選手を見てきて感じることは、普通や当たり前のレベルを上げていくことなしに、高いレベルに近づくことは難しいということです。
しかし、トップ選手は自分のしていることが、特別ではなく、普通であり当たり前だと思っているので、アマチュア選手も同じだと思っています。
逆にアマチュア選手も自分のしていることが、普通であり当たり前だと思っているので、トップ選手も同じだと思っています。
このプロの選手とアマチュアの選手の普通や当たり前をチューニングすることができれば、アマチュア選手にとってとても価値のあることになると思います。
野球では、プロアマの問題があったりとプロの選手がアマチュアの選手を指導する機会がなかなかありませんが、この投稿から気づきを得る選手がひとりでも出てくれればと思います。

今までの自分を超えることはすごいこと。

「比較対象は今までの自分。今までの自分よりも少しでも成長することが大切。」
僕がいろいろなところで言っていることです。
どんなにすごい人でも、今までの自分を少し超えるということを多く積み重ねているだけです。
生まれたときからプロ野球選手の人はいません。
オリンピックやプロスポーツでは相手に勝つことが重要になってきますが、子供達や部活動ではそれ以上に今までの自分よりも少しでも成長することのほうが重要であると思っています。
比較対象を常に今までの自分に置いておき、それを超えることを目指すことが重要だと考えています。

 

大谷翔平選手は投げるボールの最速が165キロです。
これは日本人最速でもあります。
大谷翔平選手が166キロを投げるのと、今までに120キロしか投げたことがない選手が121キロを投げることは、本人からしてみれば、どちらも自己記録を更新し自己最高記録を出したという意味では同じことです。
仮に大谷選手が166キロを投げたとしたら、おそらく大谷選手にとっては通過点でしかないとは思いますが、周りの人は評価をし祝福するのではないかと思います。
それと同じように120キロしか投げたことがない人が121キロを投げることができたらその周りにいる人は評価をし祝福してあげるべきです。

大切なことは良い結果が出たときや良いパフォーマンスが出せた時には、周りはその出来事を褒め称え一緒になって喜ぶことです。
これは野球に限らず、他のスポーツでも勉強でも多くのことに当てはまります。
人の記憶というのは、心の底から喜んだり、感動したりすることによって、より強固になっていきます。
その証拠に今までで一番嬉しかったことや喜んだこと感動したことは鮮明に覚えているのではないでしょうか。

だからこそ新しくできたことや上手くいったことは、本人が忘れずに、より記憶できるように周りの人は本人に喜びを与えるようにしてあげることがその人のためになります。

 

それとは別に、身の危険を感じたことや恐怖を感じたこと、恥ずかしかったことなども記憶に残りやすいことです。
だからこそ、ミスをしてしまった時になるべく記憶に残さないように怒ったり恥ずかしい思いをさせないように少しでも周りが助けてあげることが必要です。
ミスをするたびに怒られたり、恥ずかしい思いをさせられると、そのミスをどんどん記憶していき、気がつけば記憶の中が上手くいかなかったことばかりになってしまいます。

本当に酷い場合にはトラウマのようになり、同じような場面で上手くいかなかったことを思い出してしまいプレーに支障が出ることもあります。
ミスしたことを記憶するのではなく、そのミスの改善方法やミスをしないで上手くできるやり方を記憶しなければなりません。
ミスだけを記憶するということは良いことではないので、ミスを記憶に残さないように周りも協力してあげることがその人のためです。

 

成長するとは、今まで知らなかった新しいことを記憶したり今までにできなかった動きが新しくできたりと、脳に新しい回路ができることです。
その新しい回路を引っ張り出してきて必要な時に使えるようにするのに記憶が重要です。

大人は簡単だと思っていても子供にとっては難しいことはたくさんあります。
「1+1」は大人は誰でもできますが子供はどこかのタイミングで「1+1」ができるようになります。
生まれた瞬間からできたわけではありません。
大人にとってはできることが当たり前でも、子供にとっては当たり前ではなく自己新記録に近いような状況は多くあります。
できないことばかりを注意するのではなく、今までの能力を見極め、例えたいしたことではなくても、できたことをしっかりと褒めてあげることも成長には大切なことです。

 

褒めることの狙いのひとつが、その相手を喜ばせることによって感情を刺激し、より記憶に残してもらうことです。

逆に、怒るということは脳を萎縮させるだけでなく記憶の面でも、チャレンジを促す面でも非常に多くのデメリットがあります。
時代が変わったから怒ってはいけないのではなく、怒ることで成長を阻害させてしまうということが、科学的に証明されてきたから怒ってはいけないということです。

指導者のアプローチで記憶に残したり、記憶に残らないようにしたりを上手くコントロールすることができます。
今までの自分を少しでも超えることができたのなら、それを評価してあげることが、さらなる成長につながっていくのではないかと思います。

肩痛は休んでいるだけでは完治しない。

野球では1度肘や肩を痛めた選手が何度も同じ箇所を痛めてしまっています。
逆に、1度も肘や肩を痛めることなく長くプレーしている選手も多くいます。

痛くなるには痛くなるような原因があり、その原因にアプローチしなければまた同じように痛くなる可能性があります。
肘や肩が痛くて投げられない選手は休んでいるだけでは投げられるようにならないという話をしていこうと思います。

 

整形外科での診察では投げられないほど肘や肩を痛めているわけではないという診断結果が出ているにもかかわらず投げたら肘や肩が痛くなってしまい思ったように投げられないという選手がいます。
投げたら痛くなり、また休んである程度状態が良くなり、投げるとまた痛くなってしまう、と言ったことを繰り返しています。

このような選手の多くが自分の肘や肩など痛みのある部分を痛めていると思い込んでいます。
病院でもう投げても大丈夫だと言われても本人は病院の診断が正しくないと思っているような選手すらもいます。

現状を見ていると、肘や肩が痛くなった選手はただ休んだだけではまた投げると痛くなってしまうことがほとんどではないかと思います。
投げて肘や肩が痛くなったのなら休むだけでは完治させることは難しいということです。
痛くなるということは痛くなるような身体の機能をしていたり、痛くなるようなフォームで投げています。
そこにアプローチしなければなりません。

 

肘の関節はそんなに強度があるわけではないと思った方が良いと思います。
肘に負担のかかる投げ方をすれば簡単に痛めてしまいます。
投げるたびに肘が痛くなってしまうという選手も少なくないのではないかと思います。
そのような選手は肘が痛くなった時に、ただ休んでいるだけでは、また投げれば痛くなってしまいまいます。
肘に負担のかかっているその投げ方自体を修正する必要があります。

 

肩というのは野球をしていない一般の方でも肩こりになったり腕を上げるのが辛いというような症状を持っている人も多くいます。
四十肩や五十肩と言われるように肩の機能というのは低下しやすい部分でもあります。

ボールを投げるという動作はそのような方よりもはるかに多く肩を使うので当然、肩を痛めないように予防のためのトレーニングをしたり、肩のコンディションを整えるために気を配らなければなりません。

投げて肩が痛くなってしまう選手は身体の機能を整えたり、身体の動かし方を変えたり、投球フォームを見直したりしない限りは投げればまた肩が痛くなってしまいます。
ただ何もせず休むだけではなかなか完治させることは難しいことです。

段階としてはまずは身体機能を整えるようにします。
猫背になっていたり肩が前に出ていたりしていないのか。
僧帽筋など肩回りの筋肉を緩んだ状態にすることができているのか。
筋肉を緊張させることなく、背骨の上に頭がしっかり乗っているような適切な姿勢を作れていなければなりません。

次に肩回りの細かい筋肉(インナーマッスル)を中心に筋肉をうまく連動させ、しっかり力が入り肩関節を固定することができるようにします。
それができていればそこから動きの中でも同じように、肩関節を固定し、腕を肩甲骨に引きつけておくことができるようにしていかなければなりません。
このような身体機能があり、基本的な身体操作ができなければ肩に負担がかからない適切なフォームで投げることは難しいことです。

ここまでできて初めて、肩に負担がかからない適切なフォームを身につけることができる土台ができたことになります。
ここからフォームを追求し、自分に合った肩に負担のかからない適切なフォームに変えていかなければ痛みを完全になくすことはできません。

 

今回は野球選手の肘や肩の話をしてきましたがこれは他のスポーツであったりスポーツをしてない一般の方の膝や股関節、腰痛、肩痛などにも当てはまる考え方です。

最終的には痛くなってしまった原因である動きを改善しなければ、また同じように痛くなってしまう可能性は高く残ってしまうということです。
ただ何もせず休んで痛みが無くなるのを待つだけでは完治させることは難しいので、痛みの原因となっている部分にアプローチしてみてほしいと思います。

「なぜ結果がでなかった?」を考える。

スポーツをしていれば、結果が出る時もあれば、出ない時もあります。
野球では、打たれることもあれば、抑えることもあります。
バッター側からみれば、打てることもあれば、打てないこともあります。
野球だけでなくすべての競技に言えることです。
サッカーでもパスが通る時もあれば、パスが通らないこともあります。

結果が出た、出なかったをどう分析して、次につなげていけるかが大切になってきます。
今回は、プロ選手の考え方なので、いつもよりも少しレベルを上げた、話をしていこうと思います。

 

思い描いていたような結果が出なかったり、ミスをしてしまったりした時に、それがなぜそうなってしまったのかを考えなければなりません。
その根本にあるのが、行動を起こす前の物事の捉え方の部分、つまり、「こうしよう」というイメージを創る部分でミスをしてしまったのか、その行動自体にミスがあったのかを見極めることが重要です。

例えば野球のピッチャーが打たれてしまった時に、自分が思った通りのボールを投げて打たれてしまったのか、思った通りのボールが投げれずに打たれてしまったのかを見極めます。
もし狙った通りに投げていたにも関わらず打たれてしまったのなら、それはそのボールを選択したこと自体がミスをしていたことになります。
投げる前のサインを決めた時点で、コースなのか球種なのか、抑えることができると思って創ったイメージが良くなかったということです。

物事をどう捉えるかのインプットのミスと自分の身体をどう動かすのかのアウトプットのミスで分けなければいけません。

「失投した」と言われるような、狙ったところに投げることができずに打たれてしまうのはインプットのミスというよりも、アウトプットの部分でのミスです。
そもそものフォームが悪かったり、タイミングがずれてフォームが乱れたりといった部分の不具合から生じます。
そうではなく、狙っとところにイメージしたボールを投げられたにも関わらず打たれてしまったのなら、それは相手との駆け引きや抑えるイメージをしたそのイメージが良くなかったということです。

バッターで言えば狙ったところにしっかりバットを出せているにもかかわらず打ち取られてしまったのか、そもそも技術が足りずにバットを出そうと思ったところにしっかりとバットを出せなかったのかこれを見極めなければなりません。
バットを狙ったところに出して、捉えたと思ったにも関わらず打ち取られてしまったとしたら、それはアウトプットのミスではなくインプットの部分でミスをしているということです。
バッターのインプットの部分でのミスというのは目から得た情報を脳が錯覚し、ずれてしまっているということです。
ここが改善できなければいくらバットを振って狙ったところにバットが出せるようになっても打てるようにはなりません。

サッカーで言えば、例えばパスを出した時に、そもそもそのパスを出そうとした場所が悪かったのか、もしくは技術的に足りずにそこにパスが出せなかったのかを考えなければならないということです。
パスをする技術が足りなかったのかインプットの部分、つまり想像力や創造性、発想と言われるようなイメージの部分が足りなかったのかを考えなければなりません。

 

上のレベルを目指すのなら、この物事の捉え方の部分とその動き自体、両方を向上させる必要があります。
動きのミスは目で見ればわかるので、すぐに見つかりますが、物事の捉え方の部分は目では見えないので、指導をする場合には、選手との会話の中から見極めていかなければなりません。

何の競技でも相手とのレベルがかけ離れてしまっては物事を捉える部分(インプット)のミスなのか、その動作(アウトプット)でミスをしたのかの判断は難しくなります。
しっかりした技術、つまりアウトプットができなければ物事の捉え方でミスをしているのかが曖昧になります。

極端な例で言えば100キロぐらいのボールしか投げられないピッチャーがプロ野球選手と対戦した時に、配球が悪いから打たれたというのは通用せずに単純に投げる技術が足りないから打たれてしまったのであるということです。
どんなに物事の捉え方の部分が優れていたとしてもアウトプットの技術が低すぎては抑えることは難しいということです。

 

物事の捉え方のレベルを高めようと思ったら、身体を動かす技術が高くすることが大切です。
この相乗効果でスポーツのパフォーマンスは上がっていきます。

上手くいかなかった時にその原因がどこにあるのかを正確に把握し、そこに対してアプローチできればどんどん成長していきます。
どうしても目に見えるフォームや動きの部分ばかりをトレーニングしてしまいますが、高いレベルになればなるほど物事の捉え方の部分が重要になってくるので、早くからイメージを創るレベルを高めるための創造力や感覚を磨いていくことが重要だと思います。

ノースローの期間を作る。

野球というスポーツは肩や肘に大きな負荷がかかるスポーツです。
そのため、ボールを投げないノースローの期間を作ることも選択肢のひとつです。
12月に入り、どこのチームでも冬練と言われるような冬のトレーニングの期間に入っていると思います。
小学生のチームでも走り込みをしたり、トレーニングの期間にしたりしています。
そこで気をつけなければいけないことはオーバーワークやオーバーユースによる怪我や故障です。
日本での野球選手の肩や肘の故障についてのデータはなかなか見ることがありませんが、アメリカのMLBが調査したアメリカの青少年のデータを元にノースローの期間を作るメリットについて説明していきたいと思います。

 

アメリカでは若い野球選手の肩肘の故障についての研究を数十年かけて行なっているため細かなデータを見ることができます。
そこで出されているデータの中に、年に8ヶ月以上競技野球をした選手はそれ以下の選手に比べ、手術を必要とするような肩や肘の故障をする確率が約5倍高いというデータがあります。
そのためアメリカの少年野球では投手は少なくとも年に2~3ヶ月は投球を控え、少なくとも年に4ヶ月は競技野球での投球を避けるようなガイドラインをMLBが出しています。

日本のプロ野球の投手でさえ、シーズンが終われば、オーバーホールという身体を休める期間を設けています。
アマチュア野球の選手には、冬の期間でもピッチングをしたり、打撃投手をしたりするような選手を多く見ますが、ノースローの期間を作ることも必要なことです。

僕は多くのアマチュア野球選手を見てきましたが、多くの選手が登板過多による、肩や肘への疲労を持っています。
この疲労をしっかりとるということは肩や肘の故障のリスクを減らす意味でも重要なことです。
MLBが出しているデータの中に、青少年の野球で腕の疲労感が常にある選手はそうでない選手より約36倍肩や肘の故障の可能性が高いというデータもあります。
そのようなデータからも肩や肘の疲労をしっかり取ることが重要であることが分かると思います。
腕の疲労感がない状態でプレーすることで、故障のリスクをかなり減らせるということが言えます。

 

冬の期間は身体をいじめ抜くことが重要ということをよく聞きますが、怪我をしてしまってはマイナスになってしまいます。
またその怪我が長引けば、選手生命にも関わります。
身体にかける負荷は適度でなければなりません。
その適度を見極めることは簡単なことではありませんが、自分の身体と相談し疲労のコントロールに努めることも大切なことです。

パフォーマンスを向上させるには負荷をかけなさすぎではいけません。
しかし、負荷をかけなさすぎる以上に負荷をかけすぎることの方がいけないと思っています。
最も避けなければならないことは、怪我や故障で野球ができなくなることだからです。
自分にとって最適な負荷をかけることができるということもその選手が持つ能力のひとつです。

 

ピッチングをしなくてもできる練習はたくさんあります。
ピッチングだけでなく野球から離れても、できることはたくさんあります。
野球は寒い時にやるには向いていないスポーツです。
子供たちの成長や発達を考えた時に、一年中野球をやらせよりも他のスポーツをやらせたり野球とは違った運動をやらせることの方が得られることが多いのではないかと思います。
野球の動きだけでなく様々な動きをすることで、子供の運動能力の向上に役立つのではないかと思います。

道具を大切にする。

僕は、小学生から中学生、高校生、大学生、社会人野球の選手、またプロ野球の選手と多くの野球選手を見てきました。
その中でも圧倒的にプロ野球選手が一番道具を大切に使っていると感じました。
ほとんどのプロ野球選手はスポーツ用具メーカーから道具を頂いています。
グローブが欲しいと言えばグローブをもらえ、バットが欲しいといえばバットをもらえ、スパイクが欲しいと言えばスパイクがもらえます。
いつでも道具がもらえる状況にも関わらず、とても道具を大切にする選手がたくさんいます。
そんな道具の話をしていきます。

 

プロ野球選手の中にも道具を大切にしない選手もいますが、その割合はアマチュア選手よりはるかに少ないと思います。
イチロー選手がとても道具を大切にしていたことは有名です。
イチロー選手に限らず僕の見てきた多くの日本人のトップ選手はとても道具を大切にします。
それは、プロ野球選手のグローブやスパイクを見てもらえればとても綺麗だということからもわかります。
プロ野球選手の多くが毎日使う道具を大切にしています。

道具を大切に扱ったとしても、それだけで野球が上手くなるわけではありません。
道具を大切に扱わないメジャーリーガーもいます。
しかし、毎日どんな状況だろうと自分の道具を大切にするということを貫き通すということは、自分自身を成長させることにはつながります。

 

プロ野球選手でも思い通りにいかない時に、グローブを投げたりバットを投げたりすることもあります。
ゴルフのトッププレイヤーが思い通りになかった時に、ゴルフクラブを投げたり叩きつけたりすることもあります。
テニスのトッププレイヤーが思い通りにならなかった時にラケットを投げつけることもあります。
このような行動をフォローするつもりはありませんが、アマチュア選手がうまくいかなかった時に照れ隠しや周りの目を気にして道具に当たるというのとは違います。
これは選手によっては道具に当たることによって気持ちを切り替えるためのテクニックのひとつとして行なっている人もいます。
人生をかけて競技に打ち込み、練習やトレーニングを一生懸命に積んできて、良いプレーができるという自信があるにも関わらず、自分のプレーが上手くいかず、自分に腹が立つということも分かります。
しかし、僕の考え方はプロフェッショナルである以上、常に子供たちに見られていると自覚して行動をとらなければならないと思っています。
道具に当たるというようなことは、子供たちが真似していいことではありません。

 

子供たちには自分の使う道具は大切にして欲しいと思っています。
それは野球が上手くなるためではなく、自分を成長させるために必要なことだからです。

「今日ぐらいいいか」ということが積み重なるとすごく大きなことになります。
この「今日ぐらいいいか」「まあいいか」ということを自分自身が許していたら、そのような人間になってしまいます。
少しの妥協も許さないということができるようになると自分の目標に間違いなく近づくと思います。

また道具を買ってもらえるというのは当たり前のことではありません。
道具を大切にするということは道具を買ってくれた人への感謝の気持ちでもあります。
それだけではなく、例えば、グローブを見ても、100年前のグローブ、50年前のグローブ、20年前のグローブ、現在のグローブと、道具メーカーの努力により、どんどんグローブもいいものになっていっています。
グローブにはグローブを作るメーカーや職人さんの思いも詰まっているということです。

 

毎日自分の使う道具を綺麗にし、大切にするという小さな積み重ねから得られることは多くあります。
自分を成長させるためには、自分と向き合う時間を作ったり、感覚を研ぎ澄ますということも必要です。
グローブ磨いたりスパイクを磨いたりバットを大切にするということで自分と向き合う時間となったり感覚を研ぎ澄ますことにつながります。
道具を大切にするというところから、自分の成長につなげるだけでなく、道具だけではなく自分や他人、周りの環境など多くのモノを大切にするということにつなげてほしいと思います。

重心のコントロール。

スポーツ動作において重心のコントロールの優劣が、パフォーマンスの優劣に直結するとも言えると思います。
つまり、運動能力に優れた人とは、重心をコントロールする能力に優れている人とも言えます。
そんな話をしていこうと思います。

 

重心とは重さの中心のことを言います。
重さがあるものには重心があるということです。
当然、人の身体にも重心があります。
重さの中心なので何か動きをするたびに前後、左右、上下にも重心は移動するということになります。
しかし、いちいち意識して、重心をコントロールしているという人はいないと思います。
歩くときに、重心を右足に移して、左足に移して、前に移動して、などとは考えません。
人間は無意識に重心をコントロールしバランスを保っています。

 

運動能力の優れている人とは、この無意識に行う、重心のコントロールに優れている人と言っても過言ではないと思います。
走る動作に優れた人とは、重心を速く移動できる人のことです。
バランスが良いというのも重心を上手くコントロールできている人のことです。
物を投げるというのも重心移動(体重移動)で生み出した力を投げるものに上手く伝えられている人と言えます。
野球では、体重を乗せて投げるという表現をしますが、まさしくこれが重心移動で生み出した力をボールに伝えているということです。
ボクシングなどの格闘技でパンチ力があるという人も同じで、重心移動で生み出した力(体重)を相手に上手く伝えている人です。

重心を上手くコントロールすることで走りを楽に速くすることができたり、投球や打撃において大きな力を生み出すことができたりします。

 

さらに、重心をコントロールすることで、姿勢が良くなります。(姿勢が良いから重心がコントロールできるとも言えるのかもしれません。)
良い姿勢と言うのは、重心が良い位置にあり、なるべく筋肉に頼らずにいられるということでもあります。
姿勢が良いと、筋肉に頼らずに力を出すことができ、筋肉の疲労を少なくできるのでエネルギーを温存することにもつながります。
逆に、重心の位置が悪いと筋肉を過剰に使ってしまい疲労しやすくなるだけではなく、筋肉の過緊張は故障のリスクを高めてしまうことにもなります。
スポーツ動作において、できるだけ筋肉を緊張させないようにリラックスした状態を保つことは非常に重要なことです。
身体に無駄な力が入ったりすることでパフォーマンスを落としてしまうだけでなく、故障につながってしまいます。

筋肉がリラックスした状態を作れる重心の位置は、動き出しの反応にも関わってきます。
例えば野球では、盗塁で良いスタートを切ったり、守備で打球に対して早く反応したり、打撃でもピッチャーの投げてくるボールに早く反応するためには重要なことです。
ピッチャーのクイックモーションを速くするのにも重心位置は大切です。

大きな力を出すのにも、素早く動くためにも、重心を上手くコントロールするということは、重要なことです。

 

重心の位置は、ほとんどが無意識にコントロールされていますが、特に重要になってくるのが、頭の位置です。
頭は、人間の1番高いところに位置し、重さがあります。
頭は重いので、頭の位置によって重心の位置は大きく変わってきます。
無意識に、頭の位置がどうなっているのかを把握し、頭の位置を上手くコントロールできている選手が、重心のコントロールに優れている選手とも言えると思います。

赤ちゃんや子供は、大人に比べて身体に対して頭の重さの比率が高いので、重心のコントロールによってバランスを保とうとします。
大人は筋力がある分、筋肉を使ってしまいます。
肩こりなどは、その典型だと思います。
幼少期から悪い姿勢で生活したり、外遊びの経験や鬼ごっこのような走り回るような経験が少ないと重心のコントロールが上手くできなくなっていってしまいます。

幼少期の運動経験は重要ですが、ある程度年齢を重ねてからは、どのように意識したら良いかと言うと、無意識に適切な姿勢を保てるようにし、骨盤をどう移動するかを考えることが良いのではないかと思います。
無意識に適切な姿勢を保てるようにするためには、先ずは身体機能を整える必要があります。
例えば、猫背であるならば、猫背を直すようなトレーニングが必要です。
頭の位置を背骨の上にできるようにしなければなりません。
初めは意識して姿勢を正さなければならないかもしれませんが、それが無意識にできるようになるまで落とし込まなければなりません。

あとは、骨盤をどう移動するかを考えれば良いと思います。
スポーツ動作において、どこに重心があるかを正確に把握することは難しいことなので、僕は、走る動作や投げる動作では、骨盤=重心と意識していました。
例えば投球動作において、重心移動を考えた時に、骨盤をどう移動するかということを考えます。
骨盤を投球方向に大きく速く移動することができれば、 投球パフォーマンスに大きな影響を与えることができます。
走る動作でも同じです。
骨盤の移動を意識できれば、腰が引けたり、腰が落ちたりといったことは起こりにくいのではないかと思います。

 

重心を上手くコントロールすることができれば、パフォーマンスにもつながります。
特に子供のうちは、この重心のコントロールということにフォーカスしてみるのも将来、役に立つかもしれません。